2013年5月30日木曜日

「チーム・Eチャート」番外編

本日30日、過日開催した「チーム・Eチャート」~明治大学「大森研究室」小水力発電事業化調査グループのお二人のスピーチのお礼、及び就職祝いを兼ねたコンパを開きます。場所は神楽坂の鳥茶屋あたり。その後は神楽坂の何処かにおります。
次回、「チーム・Eチャート」開催は6月下旬です。決まり次第、ご連絡します。

先日、3人チームで福島・伊達、南相馬へ。一歩奥に入ると、そこには2年前とすこしも変わらない風景が各所に点在。ガレキが今も散在、津波で壊れた民家、流された車が重なり放置されたままの誰もいない無人化した風景。私なりの、これから福島通いが 始まりそうだ。

2013年5月24日金曜日

今年もミヒャエル・エンデ「モモ」を学生に。

この時期に毎年、担当する大学生(約150人)にミヒャエル・エンデ著「モモ」を読んでもらい、その読後感をレポートとして提出してもらっている。
小学高学年対象の「岩波少年文庫」からの刊行と聞いて、多くの学生らは?と思うらしい。
~人々の時間を奪い取る時間泥棒・時間貯蓄銀行と、それを止めようとする少女モモ との戦い。
就活中の学生らの読後感は様々だが、、多くはこれから自分に与えられた限りある時間の使い方について改めて考えさせられたという読後感だった。
そこには、今生きる学生の多様な価値観が反映され、とても興味深いレポートが多い。

エンデは時間の使い方、後年ではお金のあり方について言及、「地域貨幣」を提唱している。
今後の授業で少しばかり、海外、国内で運用されている地域貨幣・エコマネーに触れることもあり、その基本的な知識として学生に知っておいて欲しいところもあって。

2013年5月16日木曜日

エコビジネスネットワーク「環境広告」研究会。再スタート。

環境ビジネス市場の一般消費者市場開拓マーケティングの一環として。
●環境広告の変遷と現在(1990年ボルボ社~私たちの製品は、公害と、騒音と、廃棄物を生み出しています~。この広告から現在に至る環境広告を検証)
●環境広告における情報開示と説明責任
●環境広告の適正用語
●環境マーケティング(あるいはソーシャルマーケティング)と環境広告
●環境広告の条件と評価基準
 などの他。

2013年5月14日火曜日

やはり野に置けれんげ草

れんげはマメ科植物である。
マメ科の根には根瘤菌という細菌が共生している。根瘤菌には空気中の窒素ガスを土中に固定するチカラを持っている。
現在、地球上の年間一億8000万トンの窒素ガスがれんげを初めとするマメ科植物によって固定されている。一方、工業的に化学肥料として生産される窒素肥料は年間8000万トン。石油燃料で換算すると約7億バレル。
私たちの身の回りのマメ科といえば、れんげの他に大豆、えんどう、クローバー、アルファルファ、アカシア等なじみのの植物が多い。
ちなみに、トウモロコシ、麦等連作障害を防ぐため大豆を植える。アメリカの農業がそれである。
観賞用のきれいな花も素敵だが、こんなれんげ草はさらに素敵って感じです。

2013年5月12日日曜日

れんげ草を見直してみてみようか!

かって初夏の田園風景には紫色のジュータンを敷いたような風物詩があった。
れんげの花があたり一面に咲き競っていた。
でも、化学肥料が農地に大量に投入され始めてから、その風景は喪失していった。

れんげは、日本の農業に欠かせない大切な役割を果たしていた。
花はミツバチによって蜂蜜になり、葉は天ぷらにして食べられる。
茎、根は薬草、漢方に使われてもいた。
何よりも重要な役割は、マメ科のれんげは空気中の窒素を土中に固定すること。
肥料の三要素は窒素、りん、かり である。言ってみればれんげは自然の肥料工場の役割を担っていたのだ。

今一度、れんげを見直しても。。。 やはり野に置けれんげ草。

グリーンコンシューマの消費行動基準 その②

  その①の続き

 品質や価格の他に環境・エネルギー負荷の少ない商品やサービス、及びそれらを提供に努める事業所を選び優先購入するグリーンコンシューマが、商品購入時に念頭に置く基準について。「KW」は各項目に係わるキーワド。

 ⑦生態系と生物多様性を損なわないものを選んで買う。
  KW:農薬、化学肥料、化学製品、生物由来素材、絶滅危惧種

 ⑧近隣で生産・製造されたものを選ぶ。
  KW:食の地産地消、エネルギーの地産地消(再生可能エネルギー)、森林認証、バーチャルウオー    ター、カーボンフットプリント

 ⑨資源を分かち合い、共同所有が可能なのもを買う。
  KW:リース、レンタル、サービサイジング、カーシェアリング

 ⑩生産者と消費者が見える関係で商品が流通されているものを買う。
  KW:産地直送、産地記録、トレサビリティ、全量買い取り

 ⑪生産者に利潤等公平な分担が保障されているものを選ぶ。
  KW:フェアトレード、オルタナティブトレード、公平貿易、連帯経済

 ⑫環境負荷の改善に熱心に取り組み、その環境改善情報を公開している会社や店を選ぶ。
  KW:環境報告書、環境レポート、CSRレポート,情報公開、説明責任、環境広告

 ⑬次世代、及び途上国等の現世代の持続可能な社会の実現を考えている会社や店を選ぶ。
  KW:環境報告書、環境レポート、CSR、情報公開、環境広告

 以上。

 グリーンコンシュマの拡大は、商品を生産・製造する会社や商品を販売する店に対して環境配慮を求め、環 境商品の生産・製造を促し、結果として環境ビジネス市場の消費者・生活者市場を広げる誘因になる。



 

2013年5月10日金曜日

グリーンコンシューマの消費行動基準 その①

●品質や価格の他、環境・エネルギー負荷の少ない商品やサービス、及びそれらの提供に努める事業者を選び優先購入するグリーンコンシューマが、商品購入時に念頭に置く基準について。「KW」は各項目に係わるキーワード。
  
  1)購入時に必要とするものを必要な量だけ買い、余分なものは買い控える。
   KW:量り売り、ごみの減容化、資源の浪費、衝動買い、タンスの肥やし

  2)価格が高いと思っても長く使える長寿命のものを選択する
   KW:使い捨て、長持ち、修理・修繕、リユース、中古市場

  3)容器・包装材は最小限、過剰包装は避ける。
   KW:詰め替え、マイバック、風呂敷、簡易包装

  4)商品の生産工程、利用過程、使用済みになった廃棄時に、資源とエネルギーの
   浪費の少ないものを購入する。
   KW:エコマーク、リサイクルラベル、省エネ、トレサビリティティ、カーボンフットプリント、インバースマニュファクチャリング

  5)家電等利用する時、電力消費の少ないものを基準に選ぶ。
   KW:省エネ、節電、HEMS

  6)有害な化学物質による環境悪化、健康被害の少ない商品を購入する。
   KW:農薬、化学肥料、食品添加物、VOC、アトピー、新建材

以下続く。

2013年5月8日水曜日

日中大気汚染防止条約の締結の提案

日中大気汚染防止条約の締結を
深刻な大気汚染、水質汚濁による人民の健康被害・死亡者の急増加中だ世界で類を見ない公害大国の道を突き進む中国。今日現在、北京のPM2・5濃度は400μシーベルトで日本国内規制値の12倍を超えている。最近は主にPM2・5が報道されているが、中国の大気汚染はこの他、硫黄、窒素酸化物、煤塵、カドニム、鉛等がが含まれるのは周知の事実。質の悪い石炭、石油等の利用によるものだが、これらは「北京ゼンソク」の他、空気中の水分と結合し、雨となって降れば「酸性雨」となる。中国では「空中鬼」と呼ぶ。この酸性雨が日本に降り注げば、森林は枯れ、湖沼はレモンを絞ったように酸性化、建築物のコンクリートは酸性化してボロボロに劣化する。北京政府は「空中鬼」については懸念を示すものの、為す術もなく無策・放置状態である。この状態を放置し続ければ、日本は大打撃を受けることはまず間違いない。日本全体にドーム(屋根)で覆うわけにもいかないだろう。韓国、台湾等近隣諸国も日本以上に多大な被害を蒙るだろう。19世紀初頭、英国での産業革命後、酸性雨はドイツの「黒い森」を壊滅、北ヨーロッパ全土が酸性化して自然生態系を破壊した。今問われるのは汚染された空気?が体に入るのを防止する「マスク」を使用するという対処療法ではなかろう。空気汚染のさまざまな汚染物質の大気拡散を防止する根治療法が必要なのだ。その手立てとして考えらるのは日中大気汚染(酸性雨)条約の締結。条約中の共同実施要項に基づく具体的な取り組みだ。日本は優れた脱硫、脱硝技術の他、自動車の排ガス対策等の技術を保有する。これらを両国間でいかに技術共有、装置・機器の共同開発をするかに係っているのでは?外務省、経産省、環境省の腕のみせどころといったところ。やっと実務者レベルの会談がスタートしたが、さて?

2013年5月6日月曜日

泥昆布が高級昆布に。 復興の意味?

私の担当授業「環境ビジネス」で学生に観てもらったドキュメント番組。2001年NHK放映。プロジェクトⅩ挑戦者たち~43回「えりも岬に春を呼ぶ」(襟裳岬の森林植林活動)。 「陸が荒れると海が荒れる」と、砂漠の襟裳岬に木を植え、森をつくり、緑の襟裳岬へと再生させる襟裳の漁民らの半世紀に及ぶ凄絶な戦い。 陸が緑豊かな大地に変われば、海は豊曉な幸をもたらす漁場に変わる。 市場が見向きもしない泥昆布を、襟裳の貧しい漁民らが全霊をかけた戦いによって、今では国内最高級の昆布に押し上げた。知恵を、身の丈の知識や技術をみんなで合って。 森づくりは今も続く。三代にわたる。 BGMに中島みゆきの「地上の星」が流れる。 当時流行った歌。森進一の「襟裳岬」~襟裳の春は何もない春です~。 東日本大震災の復興はこれから。何年かかるか? 当地の主要産業は第一次産業。農業、漁業、林業、畜産、そして観光が復興してこそのほんとうの 復興ではないのか? みんな自然・生態系で繋がっている。 津波による塩害、原発による放射能禍等「陸が荒れ、海 が荒れ」放題。 復興はガレキを撤去、整地してコンクリートの建築・建造物を再構築するだけではない。 復興資金目当てに群がる人たち。浅き知恵、急場しのぎの半端な技術の寄せ集めでは本当の復興は始まらない。。。

一学期「環境ビジネス」本授業、本日6日から開始。

東京経済大学・非常勤講師を務める私の担当学生は、今年も例年通り120名前後。一年の授業を通して学生に日本国内の環境ビジネス市場構造を理解してもらった上で、最終到達点は学生に創出してみたい環境ビジネスの事業計画、ビジネスモデル等を作成です。そうした中で、環境分野に職を選び、就社してくれるのが私の希望だ。毎年、3~4名は環境に関心をもってくれて会社選びをしてくれる学生がいるのが嬉しい限り。私の授業は出席取らない、試験やらないところが、良いのか悪いのか。。。学生の出席率は今のところ悪くない。ただ教室が一杯だと授業中、ずっと立ってしゃべり続ける私は暑くて、汗だくです。

2013年5月2日木曜日

環境ビジネスの新たな市場を拓くグリーンコンシューマのコアの形成 その2

日本におけるグリーンコンシューマのコア形成は、子どもの環境学習がベースになっている。環境学習にはいろいろな形態が挙げられるが、その多くは自然体験学習で、言ってみれば非日常的な体験学習である。年一回の学校の遠足のようなものだ。ドイツあたりでは、環境学習といえば、日常的な暮らしの中の消費者教育が多く織り込まれているのが特徴だ。日本の環境学習は、自然に触れ、感じて、自然の良さを知ることで、自然と人間との係わるについて識る(気づき)を得る形態だ。
日本では、こういう非日常的な環境学習の多くは、残念ながら日常的な環境学習0消費者教育へと発展しなかった。
しかし時を経て、消費者として環境に配慮した消費行動をとるグリーンコンシューマが都市部を中心に登場してきた。背景には、暮らしの中でごみの分別、リサイクル・リユース、省エネ、太陽光発電、食の安全・安心等への配慮が定着するに伴い、消費行動にも変化が表れてきている。

ここに最近の消費者意識についての調査結果がある。
4月11日、電通が環境問題に対しての消費者意識について調べた結果だ。
現在、関心のある社会問題を複数回答で聞いたところ、「環境問題」が前年比3・5ポイント高い69
・1%で1位。2008年に調査開始以来、6年連続の1位。2位は「自然災害」だった。
環境意識に関する質問では65・5%が「環境問題に配慮することと生活をたのしむことは両立できる」
と回答。前年比3・7ポイント上昇している。09年(55・9%)から5年間で着実な伸びをしめしている。
生活面では「自ら進んで節電や節約に取り組みたい」は全体の88%に達した。「多少価格が高くても今後、利用したい環境配慮型の商品やサービス」では「住宅設備」「家庭用エネルギーシステム」等の住宅関連の伸びが顕著だった。

拡大する環境ビジネスを、将来牽引するグリーンコンシューマ その1

環境ビジネスは2011年現在、市場規模約82兆円、雇用規模約227万人。1次、2次、3次まで全産業に裾野を広げ、全員参加型の市場へ発展中だ。市場の内訳はB"G、B"B、B"Cに分けられるが、本線はB"Bである。しかしこれから、将来市場はB"Cへと拡大すること必至だ。
その牽引者としてされているのがグリーンコンシューマ(緑の消費者)の存在だ。商品購入にあたり、環境配慮を念頭において消費行動をとる新しいタイプの消費者群だ。日本では、このグリーンコシューマの比率は、全消費者の3、4%程度とわずかなものだが、年追う毎にジワリと増えている。とりわけ2011年3/11・東日本大震災後、消費者の意識・関心の中に環境、生きとし生ける物の命、安全、エネルギー、資源等さまざまなキーワードがクロスされ、グリーンコンシューマが急速な勢いで増加中の気配だ。