2015年9月9日水曜日

日本の環境ベンチャーの炭化装置、中国・西安へ

<日本発の炭化装置、中国・西安市で稼働!!>
有機物量の多い汚泥を含む廃棄物の減容化、および
炭化を目的としたこの炭化装置(実証機)は、わたし
らエコビジネスネットワークが、約15年余り支援し
てきた新潟・環境ベンチャー開発のメイド・イン・
ジャパンだ。
8月初旬に横浜港を出てから上海経由で陸路で内陸
の西安市へ。
小規模なプロジェクトだが、現地民間企業と協働で
の実証操業を踏まえて、実機での本格操業予定だ。

この地域の環境保全への寄与はもちろんだが、静脈
リサイクル産業創出による地域新産業構築のミッシ
ョンも担っている。
まずは一点突破から

2015年9月8日火曜日

注目されるエコマテリアル

注目されるエコマテリアル②

環境に配慮した新素材といわれるエコマテリアルには二つの特長を
持っている。ひとつは素材そのものが環境負荷の少ないこと。例え
ば再生可能で、かつ「カーボンニュートラル」な資源である植物を
利用したバイオプラスチック分野。もうひとつは環境負荷の改善
に寄与する素材が挙げられる。今回は後者の、日本企業が世界市場
を牽引するエコマテリアルの紹介。

●逆浸透膜(RO膜)
地球はブループラネット(水の惑星)と呼ばれている。しかし私たち
が利用できる淡水は2%で、残りの98%は海水である。わずかな淡水
を農業用水、工業用水、そして人間の生命を守る飲料水に利用され
ている。21世紀は「水資源の争奪戦の世紀」といわれている。水資
源の比較的豊富な日本では水資源確保についてはそんな切迫感はな
いが、海外ではそれこそ水資源の確保は重要テーマになっている。
地球規模での深刻な河川汚染、飲料水汚染等が広がる一方なのだ。
そうした大切な水資源確保のためには、これまで以上の高度の水処
理技術が求められている。
その要となるのが水処理膜。世界的な水処理の取組みの拡大と伴に
水処理膜の市場規模は急成長。2025年には4400億円の見込み。
水処理膜は濾過(ろか)可能な物質の粒子の大きさによって4タイプあ
るも、中でも汚水の浄水化、海水の淡水化機能を持つ逆浸透膜(RO膜)
の需要は増大中だ。特に海水の淡水化については普及していたフラッ
シュ(蒸発)型タイプは大量の石油を消費するため、エネルギーコスト、
及びCO2排出量が膨大なのに較べ、逆浸透膜は低減できる。
世界に逆浸透膜を約70%を供給しているのが東レ、日東電工、東洋紡
等の日本メーカーである。


●炭素繊維
石油や石炭等を原料とした化学繊維を炭化させた炭素繊維をプラスチ
ック(主に熱硬化性樹脂)に混入した炭素繊維強化プラスチックが各産
業の素材として用途が拡大中だ。
強度、電導性、耐熱性、化学安定性に優れた軽量素材として、これまで
テニスラケット、釣り竿等のスポーツ用品に始まり、天然ガス車のCNG
タンクの圧力容器の他、医療機器や産業機械の部材、建築分野での補修、
補強等で広範に利用されてきたが、近年は環境負荷に貢献する素材とし
ても需要を伸ばしている。
最近では燃費軽減のために飛行機の機体の軽量化に利用されている。そ
の他、風力発電の風車のブレード、自動車や電車の車体の一部にも使用
され始めている。
将来的に炭素繊維の多孔質を利用した水質浄化にも用途が広がりそうだ。
現在、炭素繊維のリサイクル、脱石油、石炭に向けた技術開発も進む。
この炭素繊維分野でも日本の東レ、東邦テナックス、三菱レーヨン3社が
世界市場で約70%のシェアを占めている。