2018年11月10日土曜日

燃料電池① 1998.08

燃科電池は水の電気分解と逆の反応を応用 したもので、 水素と酸素を反応させることにより電気と水(温水) をつくり出すシステム。 水素を発生させる原燃料としては都市ガスが一般的だったが、 最近では液化天然ガ ス (LPG) 、 下水汚泥や家畜汚泥の気性処理で得られる消化ガス、 食品工場の排水処理や生ごみ処理で得られ るバイオガス、 化学工場で発生する副生水素などを利用するシステムも登場している。 原理的には19世紀の英国ですでに解明されていたが、 実用化は1965年の米国 ・ アポロ計画で宇宙船の源と し て 「アルカリ型 (AFG) 」 の燃科電池が搭載されたのが 初めで、 それも純水素、 純酸素を燃科とするため民生用 には向かないものだっ た。 #ecbz