2018年11月17日土曜日

風で織るタオル…。

●アイデア・知恵での環境ビジネス参入可能。 今でこそ今治タオルは世界的なブランドに発展したが、こんな歴史もあった。 今は昔。廉価な中国製タオルが国内市場に大量に入ってきた時期だった。 某悪戦苦闘を強いられたタオル業者が考えた…。 トレンドになっている環境配慮を製品に織り込めないか、と。しかし当業者 には思い当たる技術もなかった。 思い付いたアイデアがコレだった。 タオルを織る工場の電力を再生可能エネルギー・風力を使おう、と。 工場を稼働させる電力を風力発電からの再生可能エネルギーを四国電力から 購入することを決めた。 「風力発電で供給される電力で織ったタオル」だから、タオルに付けた名前 を「風で織るタオル」だった。 市場投入したら、予想以上に売れた。儲かった。 儲かった資金で、環境マネージメントを構築したり、植物由来の生分解性プ ラスチックを素材に新製品開発にも乗り出した。 技術力がなくてもアイデア・知力で環境ビジネス参入事例のひとつとして、 何度も事例紹介させてもらった。 その後の当事業所の変遷は、定かではない。