2018年12月2日日曜日

福島・森林再生を再び考える…。

<福島の森林再生支援へ向けて、さて始動!>

 2011年3月東電原発事故でセシウム、プラト二ウム等放射能汚染された
 福島県内の森林の除染はごく一部に限られ、ほとんどが手付かずのまま
 放置されている。
 森林再生への障害、福島への帰還を目指す住民らの生活、健康不安、農業等他の産業への放射能禍を助長する風評被害等の要因となっている。
森林面積が全国4位(県面積の約55%)という森林は現在未整備の結果、土砂崩れ、土砂流出による大気、水域等への放射性物質の拡散等は自然界、人間の健康被害への影響も深刻化している。特に水域への影響は問題視され始めている。
隣県群馬では都民の水瓶である利根川水系の放射線量は変わらず高いと聞く。東京湾に
流れ込む放射能は想像以上である。
現在、緊急に求められている対策は現状に即した、より効率的な方法を検討すると伴に具体的な方向性を打ち出すことである。
そうした状況下で、わしたしらは、新たな研究グループとともに、首都圏スーパーゼネコン仕切ってきた既存の方法でなくて、もうひとつの新たな提案、実践的な事業に拠る森林再生支援へ向けて動き始めよう、と。
これまで数多くの知見を検討、整理したうえで、従来の「汚染土壌を取り除き収集して保管」或いは他所に移すという方法は採用せずに、放射能物質を吸着・固定させ流出を防止する方法を取る。対処療法でなくて、元から絶つ根治療法を考える。
国内外でも産出する鉱物(ゼオライト)を特殊加工したエコマテリアル(イオン交換率300見当)の使用がポイントで、放射線量の大幅な低減が狙い。
森林地域は3区分したうえで、2)と3)を対象地域とする。
 1)住居、工場等の近隣の森林(特措法による林縁20m程度の範囲。
 2)森林資源を利用する生活者、事業者が日常的に入る森林(きのこのほだ場、きのこ採取場、炭焼き場、キャンプ場、林間施設等がある範囲)再生。
 3)上記以外の森林(間伐もできずに放置。下草が著しく衰退している範囲)
 2)、3)の森林を地域事情によって、対象地域を絞り込み実証モデルを創出。
実証モデルの成果を踏まえて、他の地域へヨコ展開する計画だ。
この森林再生に拠って、林業再生、地域産業の復興に併せて人心の復興へと繋がれば、と考える。
地域行政一部と地域事業者、大学との包括的な事業連携可能な事業体を構築中だ。
放射能汚染の認識薄い地方行政とエゴ丸出しの政党ファーストが邪魔っけなのだが、歴史・伝統のないパートナーシップを確立出来れば、と。
  
 *「ゼオライト」とは、天然鉱物である沸石のことであり、ナノ粒子化したゼオライト分子を体内に取り入れると、セシウムやストロンチウム90などの体内に取り込んだ放射性物質を吸着して排出する、という研究成果が多々あり。
チェルノブイリ原発事故では、放射性物質の処理剤として「ゼオライト」が大量に使用された。放射性物質を取り込んで吸着させ、無害化させる効果があり、土壌に散布したり水を濾過することで放射性物質の除去を可能にしている。
ロシア政府は、原発事故による汚染被害、治療、土壌改良にこのゼオライトを活用してきた。


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