2020年3月24日火曜日

幼稚な政治屋、不要だねぇ

遠い昔からエネルギー資源小国日本は今もエネルギー資源の90%以上は海外
依存している。純国産エネルギー開発の一つとして再生可能エネルギーへの
期待は大きいけれど、この国のエネルギー政策のギアチェンジしない限り困
難だ。
一番のモンダイはコストパフォーマンスだ。
従来の国のエネルギー関わる政策・制度を再生可能エネルギーへシフトすれば、
そんなに困難なことではないのだ。
再生可能エネルギー資源については世界で一番恵まれているのに、それをせず
に放置しているのが、国会に巣食う幼稚な「政治屋」集団。
恒久的な人類存亡に関わるに深刻な時期に経済再生だの、東京五輪開催延期だ
の言っている場合じゃないのに…。世界の感染者1千万人と観るけれど……。

省エネの取り組み、長期停滞気味。

国際エネルギー機関によると世界の省エネルギーの取り組みは停滞気味だ。
2018年のエネルギー効率の改善率は、前年度比1.2%に留まった。
改善率は3年連続で低下し、ここ10年で一番小さいのだ。

この新型パロマウイルス問題で、さらに悲劇的な数字が出るのは明白だ。
米国、中国、インド、もちろんわが国も例外ではなく、温暖化対策に関わる
政策・制度立案は低調路線。さらに環境・エネルギーに鈍感なIT等エネルギ
ー消費型産業へ経済成長を依存する現実がある。

わが国の「省エネルギーの停滞は深刻だ」戦前・戦中、そして現在も資源・
エネルギーの90%以上は海外へ依存するのが実情だ。
わたしらネットワークの資源・エネルギー研究協会の話だと「省エネルギー
の取り組み次第で」原発3.4基分は減らすこと可能だ。


2020年3月14日土曜日

環境ビジネスについて

エコビジネスネットワークからのノイズ

「21世紀は環境の世紀」である。
自然環境の劣化は地球規模で拡大している。

●国際的視野からは
地球上に生きとし生ける生物は人間だけではない。その人間が自身の果てしない欲望を開発路線の延長線上に、今のモンダイ、人間のおごりが顕在化している。気候変動・温暖化を招いている。新型コロナウイルス、アフリカ大陸に発生したバッタの大群が東アジアまでやってきている。その他、色んな分野で人間以外の生物が「人間のおごり」に警鐘を鳴らし始めた。新型ウイルス感染以外にも「パンデミック」はすでに始まっている。
しかし人間は、遥か遠い昔から共生・調和してきた人間以外の生物に対して死滅・撲滅にホンローしているのだ。それどころか人間同士が、武力によって領土、領空、領海などの線引きを繰り返している。わたしらに求められているのは決してそれら生物との対決ではない。共生と調和なのでは、と。
人間のおごりの上に作られた経済指標GDPの見直し、まだ見ぬ微生物やウイルス等との付き合い方が求められている。
地球規模で拡がる「地球環境劣化」に人類・人間は真摯に取り組む時期にきている。

●日本国内の視点からは
戦前・戦中・戦後、そして「令和」現在。今も変わらないエネルギー・資源小
国なのが日本だ。未だに経済指標が従来型GDP。それを経済成長の物差しにしている。しかも何かと「再生可能」(再生可能の前に「同世代、及び将来世代、途上国の子ども」等言葉が入ることを念頭に使っていない)なんてふるい古い御題目を吐いている。原発等も造り放し、使い放しで、後始末しない。モノを作ると言うことはモノの行末も考えることなのでは、と。「安全・安心」の確保の前提なのだ。
資源は見える関係の地産地消の確保。国が命題とする資源・エネルギーについては環境のフィールド内で創出すると考える。再生可能エネルギー、リユース・リサイクルを軸とした資源循環、エコマテリアル(環境配慮型素材)、建築物の700万棟越える改修・補修・リフォーム、パーマネントアグリカルチャ(自然農法・有機農法)、水資源、森林・海洋資源等事業アイテム400は下らない。そこに「新産業」として価値がたくさんある。
わたしらエコビジネスネットワークはそのミッション延長上に「環境ビジネス」を1989年以来、創出してきた。
記)エコビジネスネットワーク 安藤眞


 


2020年3月5日木曜日

量子コンピュータって何だろう?


量子コンピュータって何だろう?
2019年10月、米アップル社が開発した「量子コンピュータ」がこのところ話題を呼んで
いる。従来のスーパーコンピュータの性能を遥かに上回り、「量子超越性」と言うものだ。
聞けばもしこれが商業化すれば、複雑な計算を高速化、しかも「低消費電力」が実現可能
になる。中国始め欧米がこの量子コンピュータに技術に莫大な資金投入中だ。日本も負けじと取り組みを加速しているが、その状況を追ってみてみた。
●量子コンピュータの仕組み
従来のコンピュータはスーパーコンピュータであれ、スマートフォンあれ、「0」と「1」の組み合わせ「基本ビット」で動いている。ミクロの世界を表す量子力学と言う物理学が基礎になっている量子コンピュータは「量子ビット」が基本で、量子と言う極めて小さな粒子「0でもあり1でもある」を活用している。イメージとして従来のコンピュータだと計算すべきものを片っ端から計算して行くのに対し、量子コンピュータは一回の計算で一挙に計算してしまうというものだ。
平たく言えば1万年かかる計算を数分でやってしまうと言うのだ。
グーグル研究グループいわく「ライト兄弟の飛行機初飛行1903年。以降、飛行機の技術は大きく発展した。今回の量子コンピュータはあくまで最初の一歩だ」と将来を見据えて、こう言った。
量子コンピュータの概念が提案されたのが1980年。当時から、筆者はその概要について気になっていたが、その扱う数字は天文学的、現在のわたしらの暮らしには遥か遠いところにあった。しかし将来的には役立つことがあろうか、と。中でも消費電力の省エネルギー効率は半端でなのが魅力だ。
●各社特長活かしてサバイバル
量子コンピュータを一番最初に手掛けたのはカナダのDウエーブ・システムである。現在はグーグルとIBMが代表格で、「量子ゲート方式」呼ばれ、さまざまな種類の計算を超高速で解くことが得意分野だ。計算能力は量子ビット数に左右され、グーグルが53で一歩リードしている。IBMが50程度のビットだといわれている。両社ともにクラウドサービスを通して企業や団体へ提供している。米国ではマイクロソフトその他の企業が別の方式で開発を進めている。
世界で注目されているのが「中国」の動きだ。日本でも「アリババ」が2018年からクラウドサービスを始めている。ちなみに計算をへ行なう量子ビットを如何に安定的に動かすか?が課題。グーグルのように超電導回路ではない光回路や特殊な結晶で動かすさまざまな方法が国内外で研究されている。
●今後期待される分野は?
本格的な実用化には10年以上と言うのが大方の予測だ。その試行錯誤は始まっている。例えば営業マンが訪問先の最も少ない距離を求めたり、物流の効率化や交通渋滞の解消等への応用が期待される。また金融商品の最適なポートフォリオの実現、医薬品や新素材開発への応用、人工知能の性能アップ等発想・工夫次第で用途はさらに広がりそうだ。はて、さて?