リサイクル・マイン・パーク計画の概要

リサイクル・マイン・パーク計画の概要
1995年、通産省が策定した「リサイクル・マイン・パーク計画」は、廃鉱山を再利用し、廃棄物処理と資源リサイクルを進める画期的な政策です。静岡県伊豆湯ヶ島町の持越鉱山では、中外鉱業が月間約100キログラムの金と約15トンの銀を生産するほか、電子機器廃棄物から希少金属を回収。2011年の東日本大震災では、岩手県松尾鉱山などが災害廃棄物処理拠点となり、地域復興に貢献しました。2020年代には、リチウムやコバルトの回収が進み、電動車両（EV）需要に対応。また、建設廃棄物リサイクル率97%を達成するなど、持続可能な資源循環型社会の構築に寄与しています。