●アイデア・知恵での環境ビジネス参入可能。
今でこそ今治タオルは世界的なブランドに発展したが、こんな歴史もあった。
今は昔。廉価な中国製タオルが国内市場に大量に入ってきた時期だった。
某悪戦苦闘を強いられたタオル業者が考えた…。
トレンドになっている環境配慮を製品に織り込めないか、と。しかし当業者
には思い当たる技術もなかった。
思い付いたアイデアがコレだった。
タオルを織る工場の電力を再生可能エネルギー・風力を使おう、と。
工場を稼働させる電力を風力発電からの再生可能エネルギーを四国電力から
購入することを決めた。
「風力発電で供給される電力で織ったタオル」だから、タオルに付けた名前
を「風で織るタオル」だった。
市場投入したら、予想以上に売れた。儲かった。
儲かった資金で、環境マネージメントを構築したり、植物由来の生分解性プ
ラスチックを素材に新製品開発にも乗り出した。
技術力がなくてもアイデア・知力で環境ビジネス参入事例のひとつとして、
何度も事例紹介させてもらった。
その後の当事業所の変遷は、定かではない。