中国・上海市で経済発展に伴う自動車の急増で予想される大気汚染に先手を打つため、液化石油ガス(LPG)使用のタクシー導入計画が動き出したO LPGタクシ_tま「緑色出租車隊(グリーンタクシ一軍団)」と呼ばれ、中国では初の登場。上海市は年末に50台を投入する予定で、「様子を見ながら徐々に拡大していきたい」(同市環境保護局)と意欲的だ。導入するLPGタクシー50台はフォルクスワーゲン社の「サンタナ」の改造車で、購入・改造費として1000万元(約1 偉2000万円)を投じる。市内にLPG充填スタンドを設け、年末から市内走行を始める。
上海市の自動車登録台数はトラックなども含め42万台で、うちタクシーが3万5000台。自動車登録台数はここ数年、年率10%以上の割合で増えている。一方、ガソリンに含まれる鉛の含有率が高く、触媒が使用できないため、排ガス中の窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素、炭化水素などの有害排ガスの量が、日本の自動車に比べ1叶音以上あるという。中国でも無鉛ガソリンを使用すれば、触媒を使って有害排ガスの黛を日本車並みに減らせるが、「石油精製技術が十分でないため困難J (同市環境保護局)。このため、市が運営しているタクシーに触媒が使えるLP(汁吏用車を導入して、大気汚染を少しでも抑えることにした。上海市では「有害排ガスの醤を90 %以上減らせる」と期待している。
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