2022年2月12日土曜日

フロンとオゾン

 ■フロン

塩化フッ素炭化水素を総称して、日本では「フロン」と呼ぶ。フロンは1928年、アメリカのトーマス・ミッグレイによって発明された化合物で、地球環境への悪影響ということを抜きにすれば、多くの優れた特性をもっている。

かくして、フロンの工業生産が始まった1930年代には3000トン程度だったフロンの年間消費量は、86年には110万トンを超えるまでになった。


■オゾン

オゾンは地上10~50キロメートルの成層圏には、15PPMを超える濃度で存在する。大気中の酸素分子(O2)が太陽からの強い紫外線によって酸素原子(O)に分解され、この酸素原子と酸素分子が反応して、3つの酸素原子からなるオゾン(03)を生成するからだ。

成層圏のオゾン層は、いわば地球をすっぽりくるんだ宇宙服のような役割を果たしている。その「ほつれ」は、そのまま地球上の生命体の危機に直結する。



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