Saturday, September 19, 2026

海を越えた革命の残光 重信房子と日本赤軍 1971年-2022年

全共闘運動が退潮へ向かう1971年、重信房子はレバノンへ渡り、パレスチナ解放人民戦線と接触して赤軍派アラブ支部を組織した。1972年には岡本公三ら3人がテルアビブのロッド空港を襲撃し、多数の死傷者を出した。その後、組織は日本赤軍を名乗り、ハーグ事件やクアラルンプール事件など国外で武装闘争を展開した。警察庁によれば、重信は2000年に大阪府内で逮捕され、2001年に獄中から日本赤軍の解散を宣言した。 重信はハーグ事件への関与などで懲役20年の刑が確定し、2022年5月に服役を終えて出所した。添付資料が回顧する全共闘世代の歴史は、大学闘争の挫折後、一部の活動家が国内運動から海外の武装闘争へ向かった分岐も含んでいる。理想を掲げた政治運動が国境を越え、暴力と多数の犠牲を伴う組織へ変化していった過程は、1960年代末から続く運動の行方を考えるうえで重い歴史的問題を残している。

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