Saturday, September 19, 2026

灰の跡地に光を並べる 八戸太陽光発電所 2010年-2025年

東北電力は2010年、青森県八戸市の八戸火力発電所構内で太陽光発電所の建設を始め、2011年12月20日に営業運転を開始した。出力は1500キロワットで、同社初のメガソーラー発電所だった。建設地には火力発電所の灰埋立て跡地を再利用し、多結晶シリコン、薄膜系シリコン、薄膜系化合物の3種類の太陽電池モジュールを設置した。東北地方の寒冷、積雪などの条件下で発電特性を比較し、運用ノウハウを蓄積する役割も担った。年間発電量は約160万キロワット時で、当時は一般家庭約500世帯分の年間使用量に相当するとされた。その後も発電所は実証の場として活用され、太陽電池パネルの不具合を屋外で検出する技術の検証にも使われた。火力発電の灰を埋めた土地が、再生可能エネルギーと保守技術の実験場へ変わった点に、この施設の 象徴性がある。

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