<米国では自然エネルギー発電量が飛躍的に伸長中だ>
米国で風力発電と太陽光発電が大きくシェアを伸ばしている。
2010年代から自然エネルギー(再生可能エネルギー)の主力風力発電と太陽光発電の普及が顕著だ。公益財団法人・自然エネルギー財団(東京)の報告書によると、風力発電設備導(2017年)8908万㎾が2010年比較で倍増している。太陽光発電は5104万㎾で、ナンと25倍超えだ。。大きな要因はコストの低下に他ならない。
例えば風力発電機のコスト1㎾当たりの価格は08年の約1600ドルから800~1000ドルに下降。太陽光発電システム全体の1㎾当たりのコストも中国製パネルの普及に伴い10年から17年には4分の1以下に。日本でも自家消費を前提とする太陽光発電パネルは1㎾相当10万円台の声も聞く。ちなみにトランプ政権始め、国際的に化石燃料や原子力への依存が高まるのでは、と言うのは情報虚偽で、実際にはそう動いていないのだ。現在の米国のエネルギー事情は「パリ協定」離脱しても資本の論理でスマートに動く産業界では自然エネルギーが着々に拡大している。さらに米国の場合、安価なシェールガスの開発が進むから、何も高単価の化石燃料や原子力にしがみつく必要がないのだ。
電力各社も電源構成を自然エネルギーへ転換する方が収益増に繋がっている。大手電力のネクスト・エナジーでは全発電設備の3分の1を自然エネルギーに入り替えてきている。
一方、日本はどうか?
政府のエネルギー基本計画では、2030年の電源構成は原子力発電20~22%、石炭火力発電26%、自然エネルギー22~24%と世界の流れから遥かに立ち遅れている。ましてやエネルギー資源の大半を海外へいぞする日本のお国柄を考えると、純国産の自然エネルギー資源の増量(エネルギーの安全保障と強まるエネルギーナショナリズムの視点からも)考えるないのか?
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