<フェミ・エコロジー>
環境の視点から女性の立場を考えるエコ・フェミニズムに対して、女性の視点から
環境を考えようというのがフェミ・エコロジーである。
フェミ・エコロジーの台頭は、環境問題への新たな視点を提示するものとして注目
されている。
特に生活者として暮らしの中でのエコスタンダードの形成や環境配慮型商品開発等
においては、女性の視点は重要なファクターになり得るからだ。
2016年度の環境産業市場は104兆円。概ね第一次産業~第三次産業にわたってい
るが、多くは第一次と第二次産業のプラント・装置・機器等の導入、運用等々の市
場数字で、暮らし・生活レベルの環境改善に係る製品開発やサービスの提供は少な
い。つまり男性視点で、女性視点が少ないってのが特徴的だ。
これからの環境ビジネス市場で拡大が予想されるのが女性視点の市場だ。
フェミ・エコロジーの台頭は、生活用具アイテム増加に寄与すること間違いない。
環境に配慮した種々の製品が生まれ、また都市部に拡大している環境商品(エコグッ
ツ)の店舗のネットワークに繋がるのでは、と。
男性型環境ビジネス市場が女性型環境ビジネス市場への契機は、身近な生活に根ざ
した第三次産業の市場拡大へ繋がると予測する。
ちなみに白物家電の多くは女性のアイデア、提案によって製品化されている。
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