2018年12月3日月曜日

エコマテリアル・N発光…。

<注目されるエコマテリアル・N発光>

素材そのものが利用する時に環境に負荷がかからない、あるいは素材が環境改善に役立つ機能を持つエコマテリアル(環境配慮型新素材)開発は日本が世界を牽引していると言っても過言ではないだろう。例えば、浸透膜(RO膜)、炭素繊維の他製品数は枚挙にいとまがない。今回、話題になっているエコマテリアルをお届けする。

●N夜光(ルミノーバ)
従来の夜光顔料には「自発光性」と「蓄光性」の2種類がある。前者は放射線によって
一晩中発光可能だが、放射性物質が含まれている用途に制限があり、生産や廃棄にも厳重な管理が必要。一方、後者は放射性物質が含まないが、長時間発光が困難で実用的ではなかった。今脚光を浴びているN発光は放射性物質不要、しかも長時間発光を可能にした。アルミナ酸塩化合物を主成分に希土類元素の賦活剤を添加焼成という特殊な製法で製品化に成功した。
このN発光の特長は①暗闇での長時間発光②残光、輝度が従来の10倍③照射する光が強いほど光る④耐光性に優れ屋外使用も可能⑤化学的安定性が高い⑥光が遠くまで届く⑦人と環境への負荷が少ない等が挙げられる。
現在、日用品、時計、自動車、野外用品等用途開発が進む。「根本特殊化学」が世界に
先駆け製品化して、世界シェア約80%を占めている。

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