日本における2023年度の不法投棄状況と対策

日本における2023年度の不法投棄状況と対策

日本における産業廃棄物の不法投棄の状況について、環境省が毎年度調査を行っています。

最新の令和5年度（2023年度）の調査結果によれば、新たに判明した不法投棄事案は以下の通りです。
- 不法投棄件数: 100件（前年度比 -34件）
- 不法投棄量: 4.2万トン（前年度比 -0.7万トン）

また、令和5年度末時点での不法投棄等の残存事案は以下の通りです。
- 残存件数: 2876件（前年度比 +21件）
- 残存量: 1011.2万トン（前年度比 -2.3万トン）

これらのデータは、環境省の報道発表資料に基づいています。

これらの統計から、不法投棄の件数と投棄量は減少傾向にあるものの、依然として多くの事案が残存していることが分かります。環境省は、不法投棄の未然防止や早期発見、拡大防止の取り組みを強化しています。また、都道府県や政令市と連携し、監視活動の強化や専門家の派遣などを通じて、適切な対応を進めています。これらの取り組みにより、不法投棄のさらなる減少と環境保全が期待されています。

情報源: 環境省公式サイト「令和5年度不法投棄事案の状況」 (https://www.env.go.jp/press/press_04046.html)