2018年12月1日土曜日

ホルモン剤や抗生物質について。

<ホルモン剤や抗生物質について>

今も変わらず、食品の中に大量にホルモン剤や抗生物質等が混入されていることがモンダイになっている。これらの代表格は、畜産や養殖によって提供される食材である。具体的にいえば肉、養殖の魚、卵、牛乳等が挙げられる。中でも気になるのは、市販の肉は、健康にかなり有害な物質が混入されている可能性があると、以前から言われている。米国では、屠殺する約100日前、飼料場に運び込む前に、牛にホルモン剤を注入することが知られている。
理由はシンプル…。
天然もしくは合成のホルモン剤を、牛の耳の皮膚の下に注入する訳だが、その目的は拝金主義的取引が先行されるからだ。牛肉の重量を増やすため、ちょっとした工夫。わずかな費用負担で、約10%の利益アップになるらしいからだ。このため、ほとんどの市販の肉には、極めて高いレベルのホルモン剤が含まれている。特にアメリカの牛はこの濃度が高いと、以前からモンダイ視されてきた。ほかの国の牛肉であれば「大丈夫だ!」とは言い切れないのが実情。これらの肉を食べ続けることで健康被害が増大するのではないかという研究は数多く存在する。

焼肉食べ放題で出される牛肉等は、最近ではオーストラリア、アメリカその他の国々からの輸入牛肉が多い。それらの肉のファンになる若い女性らは口をそろえて「柔らかいとかおいしい」とか言って喜んでいる。以前、別冊島編集部編から出版された「食品のカラクリ」を要約して抜粋してみると…。

タンパク質分解酵素を含んだ薬を赤身の牛肉にふりかければ、やわらかく舌触りの良い肉になる。植物起源蛋白分解酵素製剤と呼ばれるプロテアーゼを主成分としたものを使うのだ。商品パンフレットには、使用しても食品添加物表記ナシ。表示の必要はない、と。もうひとつの方法としては、赤身の牛肉の中に和牛の脂肪を注入し、牛乳で固めるという手の凝んだ工夫も。

焼き肉屋さんで人気メニューのひとつ「タン」。実は牛の扁桃は、EU医薬品審査庁の出している「BSE感染の部位別危険度」によると、「脳、脊髄、目」の高度感染グループに次ぐグループに入っている。現在の輸入の畜産肉には、このような意味でも危険が潜んでいると言う業界話がぞろぞろ。
加工食品の肉はさらに危ないらしい。話題を呼んだのがチキンマックナゲットだ。中国産の薬漬けにされた病気鶏肉を使っているということは、かってニュースでも報道された通りだ。河南省の大用食品グループという、日本にも鶏肉加工品を輸出している企業が病気鶏肉を食品に転用した疑惑が報じられたが、現在改められたか?不明だ。旧聞になるが、中国山東省の山東六和集団という企業グループの契約養鶏家へのインタビューでは、毎日、1日に2回抗生物質をエサに混ぜて投与しているが、耐性が出るのを防ぐために18種類の抗生物質の種類を常に変更して与えているとのだという。不自然な育成法について行けずにストレスで死ぬ鶏も多いとされている。

なぜ、このようなことが繰り返されるのか、ひとつには消費者が「単純」で、「騙されやすい」ということが挙げられる。このような危険な利益のみの食品を提供されていながら「多分、大丈夫」だと反発や抗議が行わないという点だ。もちろんメディアの大スポンサーでもある食品業界。巧妙に誘導していると言えばそれまでだが、健康的に生きたいとか長生きしたいとかというのなら、やはり食についてはもっと敏感なるべきなのだ。さらに言えば食品表示のいい加減さ気付きべきであろう。「人生100歳!」ホントかいな…。

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