容器包装リサイクル法と中国のブラックホール ― グローバル化と制度疲労(2000年代前半)
2000年、日本では容器包装リサイクル法を中心に循環型社会を目指す法制度が整備されたが、直後から中国の急成長が制度を揺るがす。中国の膨大な資源需要が、日本で分別された再資源物を"ゴミ"から"商品"に変え、国内に残るのは売れ残りとコストだけだった。特に容器包装リサイクル法における市町村の負担が重く、ドイツの「並列式デュアル」に対して日本は「直列式」で二重運搬とコストの問題を抱える構造。制度疲労のなか一部自治体はボイコットを始め、制度は信頼を失いつつあった。理想と現実、国内制度と国際経済のギャップが顕在化した典型例といえる。
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