市場のグリーン化が始まっています。
製品の購入、利用、廃棄について常に環境配慮を優先する消費者がこの国に登場しました。
グリーンコンシューマと呼ばれるこの消費者は全消費者との比率で言えばわずか2から3%にしか過ぎません。
しかしこの数値の高というよりむしろこうした新しいタイプの消費者が登場したことがとても重要です。
なぜなら物事が大きく動き始めるときの必須のコアができたからです。
物事が段階的に発展していく際の各段階の目安として3%、7%、30%という数値があります。
例えば最初に先駆的な3%のマニアが動き始め、次第に広がりを見せ、7%に達すると一気に加速化して30%台に市場に影響を与えるトレンドへと発展します。
現段階において、グリーンコンシューマは言ってみれば環境マニアかもしれません。
しかし、消費者の環境意識の高揚、子供のリサイクル学習の普及、一方、企業の消費者に向けた環境情報の開示の進展などのインセンティブを考えると、このトレンドに揺るぎはありません。
ちなみに、ドイツなどのグリーンコンシューマは60%を超えるとされています。
グリーンコンシューマのグリーン購入にあたっての10原則があります。
要約すると、リサイクル可能で省エネ、省資源、環境負荷が少なく、修理・修繕が効いて長持ちしかつ安全なものを購入する基準としています。
こうしたグリーンコンシューマの増大によって、企業サイドは環境配慮型製品や県境ラベルの開発が必至です。
環境配慮のない製品や郊外の垂れ流しの生産ラインから生産される製品が駆逐されてしまうのは将来そう遠くないでしょう。
安かろう、環境に悪かろうという中国製品はそう長く続かないと読みます。
100円ショップも難しくなります。
逆に、品質と環境に配慮する製品およびサービスの本格的な出番はすぐそこです。
ちなみに、従来価格の15%から20%高い環境分は買い支えるのがグリーンコンシューマです。
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