2019年7月29日月曜日

動脈と静脈

●動脈と静脈とは…。

「循環型社会での物流には2つの流れが形成される。ひとつは製造者から消費者をつなぐ動脈物流と、もうひとつは消費者から出される廃棄物を再資源化と再利用のため静脈物流がある。 この2つの物流が形成されて、 循環の輪が可能になる」と書いた。

この動脈と静脈って言葉の由来は?
人間の血脈には、心臓から全身に酸素と栄養を運ぶ「動脈」と、全身から出る老廃物や二酸化炭素を戻す「静脈」がある。この言葉を産業活動に置き変えたものだ。
人間が、持続可能で健康的に活動できるのはこの動脈と静脈がうまく循環しているからだ。産業活動も同じ事が言えるのだ。
ましてや資源小国の日本にとって、廃棄物は立派な資源である。静脈で運ばれる廃棄物を適正に処理して資源化する重要な役割を果たすのが静脈だ。この静脈が機能しないと、今モンダイになっている廃プラ等モンダイが浮上してしまうのだ…。

したがって静脈係る産業は環境事業・環境ビジネス分野においても、これからもさらに重要な産業のひとつであり、新たな産業基盤として位置づけが必要になるだろう…。
安藤眞

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