2022年3月8日火曜日

洗浄工程でのフロン削減対策 1991

 日本は、86年に13万2000トン、88年に16万4000トンのフロンを消費している。これは世界全体の消費量の約1割に相当した。そして、その約半分が電子部品などの洗浄用に使用されていた。

 フロンの使用削減で、日本が欧米にくらべて不利な条件を抱えているといわれているのは、この洗浄用フロンの代替品開発が他の代替品の開発に比べて遅れているからであった。欧州で利用されているフロンは約4割がエアゾール用で、比較的容易にLPG(液化天然ガス)やフロン代替品に切り替えることができた。米国も約4割がエアコンなどの冷媒用で、ガス漏れ防止策などでかなりの量を削減できた。

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