Sunday, June 1, 2025

闇を彷徨う亡霊たち――北朝鮮の暗号資産襲撃戦線(2020年代〜2025年)

闇を彷徨う亡霊たち――北朝鮮の暗号資産襲撃戦線(2020年代〜2025年)

2020年代に入り北朝鮮は仮想通貨を標的としたサイバー攻撃を国家規模で展開し始めた。主導するのは政府直属の「ラザルス・グループ」である。彼らは取引所や個人を標的とし「トレーダートレイター」や「アップルジュース」「キャンディコーン」などのマルウェアを駆使して資産を強奪してきた。2025年アラブ首長国連邦のバイビットからは約15億ドル相当が盗まれ2024年には日本のDMMビットコインからも3億ドル相当が流出した。さらにアメリカ国内では「ブロックノヴァス」など偽企業を設立し開発者に接近。会議ツールや部品管理サイトを悪用し内部侵入を図った。こうして奪われた資産の多くは核開発やミサイル製造などの国家戦略に流用されているとみられる。仮想通貨の自由は同時に深い闇を呼び寄せた。国家の影に潜む
亡霊たちは今も静かに世界を彷徨っている。

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