146-環境汚染による損失-2006年9月
---
**環境汚染による損失**
2004年、中国における環境汚染はGDPの3.05%に相当する損失を引き起こしました。この損失額は約5118億元と試算されています。水質汚染が最も大きな割合を占めており、全体の55.9%に達しています。次いで大気汚染が42.9%を占めています。
この経済損失は、直接的な環境浄化費用に加え、間接的な健康被害や農作物への影響、工業生産の低下による経済的損失を含んでいます。政府は対策投資として、GDPの約1.18%にあたる金額を投じましたが、この額は必要な投資額の半分にも満たない状況です。
特に、水質汚染は中国全土で深刻な問題となっており、河川や湖沼の汚染が広がっています。工業排水や生活排水の不適切な処理が原因で、水資源が汚染され、農業用水や飲料水への影響が顕著です。また、大気汚染に関しては、特に都市部でPM2.5やSO2の濃度が高く、呼吸器系の疾患が増加しています。
環境汚染によるこれらの損失は、短期的な経済成長の代償として現れており、持続可能な発展のためには、さらに厳しい規制と持続的な対策が求められています。特に、環境保護に向けたインセンティブを高め、企業や市民が積極的に環境保全に取り組む体制を整えることが急務です。
No comments:
Post a Comment