「BtoG(行政)、BtoB(企業)、BtoC(消費者)と広がりを見せている環境ビジネスへのビジネスチャンスが増える中で、環境ベンチャーとして起業する新規法人が増えている。しかし、その多くは事業の継続と発展性への軌道に乗ることなく、途中で頓挫してしまうケースが少なくない。
これまで数多くの環境ベンチャーと接して知り得たことは、起業したものの失敗してしまうケースを規定する要素は次の5点。①市場性②製品・技術及び事業開発力③マーケティング戦略④資金調達⑤経営者の資質である。
このうち一番重要なのは①市場性。市場のニーズをいかにして読むかである。これはベンチャーの成功・不成功を分かつ大前提であり、勝敗の5割は決まってしまうのだ。ベンチャーの中には自社の技術力を過大評価するあまり、市場に対して「何を売るか」という冷静な分析が欠落するケースがあまりにも多い。
次に重要なのはターゲットとすべき市場への考察、機敏かつ巧みな③マーケティング戦略である。綿密な販売戦略、競合他社との製品・技術を比較検証したうえで「いかに売るか」である。次は④資金調達。まず自己資金でスタートし、途中の資金繰りにおいても安易に外部からの出資に頼るのではなく、販売後の資金回収や仕入れの決済方法、他社との研究開発による開発資金の分担、販売代理店からの手付金などのノウハウが必要。
最後に経営者の資質は、④に対応できる経営資源についての強み・弱みを的確に分析できるバランス感覚である。仮にベンチャーを自動車にたとえれば、目的地が①市場性。両輪が②製品・技術及び事業開発力と③マーケティング戦略。エンジンが④資金調達。ドライバーが⑤経営者の資質。これらが見事に揃って快走できる。」
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