Monday, May 11, 2026

富士市のヘドロ公害と漁業への影響(1950年代~1970年代) - 1995年9月

富士市のヘドロ公害と漁業への影響(1950年代~1970年代) - 1995年9月 静岡県富士市では、製紙工場からの廃液により河川が汚染され、大量のヘドロが堆積しました。この公害は、1950年代以降の高度経済成長期に製紙業が急成長する中で深刻化しました。廃液に含まれる有害物質が河川に流入し、水産資源が減少するなど漁業従事者に大きな打撃を与えました。推定1万トンのヘドロが富士川に堆積し、年間約5000万円の漁業被害が発生しました。住民活動には延べ1万人以上が参加し、署名活動で約3万筆を集めました。1975年以降、活性汚泥法や凝集沈殿法が導入され、廃液中の有害物質削減が進みました。また、1971年に設立された環境庁による規制強化も公害対策を後押ししました。この事例は、環境保全と産業の調和の重要性を示しています。

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