1990年代前半、水道水の安全性への関心が高まり、トリハロメタンなどの有機塩素化合物への対策が課題となっていました。1993年12月には新しい水道水質基準が施行され、浄水場では従来の処理に加えて、オゾンと活性炭を組み合わせた高度浄水処理の導入が進みます。東京都の金町浄水場では1992年6月から、オゾンと生物活性炭による高度浄水処理が始まっていました。 こうした流れの中で三菱化学は、ピッチ系活性炭を用いた高度浄水システムを金町浄水場や大阪府の村野浄水場に納入していました。活性炭は微細な孔に有機物などを吸着しますが、長期間使うと吸着力が低下します。そこで同社は、使用済み粒状活性炭を焼成して再利用する仕組みに注目し、兵庫県加古川に再生拠点を設置するとともに、関東地区にも再生拠点を整備する計画を進めました。記事では2000年頃には活性炭需要が当時の2倍から3倍になるとの予測も紹介されています。
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