ロシア北部ノリリスク市での有害廃棄物漏出事故
2020年5月、ノリリスク・ニッケル社のCHPP-3発電所で約21000トンのディーゼル燃料が流出。燃料はアンバー川やダルディカン川を汚染し、北極海まで到達。原因は永久凍土の融解による貯蔵タンク基礎の沈下で、気候変動とインフラ老朽化が背景。ダルディカン川では法定濃度を20000倍超える汚染が発生。ロシア政府は非常事態を宣言し、同社に約2200億円の罰金を課す一方、清掃作業は完全復旧に至らず。生態系や住民に深刻な影響が及び、がん発生率や呼吸器疾患が増加。国際的には規制強化の必要性が議論され、同社は温室効果ガス削減計画を発表。
No comments:
Post a Comment