揺らぐ海の記憶—日本近海の温暖化と生態系の変遷(2007年5月〜2023年7月) 日本近海の海面水温は過去100年間で1.28℃上昇し、世界平均の0.61℃を大きく上回っている。特に東北・北海道沖では2023年7月に平年より5℃高い異常高温が観測された。千葉県館山市では100年換算で約5℃の上昇が推定され、南西諸島ではサンゴの白化が深刻化している。 この影響で和歌山県ではマサバが減少しゴマサバが増加、青森県の津軽海峡ではマコンブの生育が悪化し「磯焼け」現象が進行。大間沖では寒流系の海藻が減少し、漁業への影響が拡大している。瀬戸内海ではノリの養殖が困難になり、冬期の赤潮発生も増加。 今後、気候変動の影響で21世紀末までに海面水温が最大3.6℃上昇すると予測され、台風の強度増加や海面上昇による影響も懸念されている。温室効果ガス削減や海洋環境のモニタリングが急務となっている。
No comments:
Post a Comment