宮古島市金属廃棄物不正回収防止条例-2007年3月
沖縄県宮古島市では、金属価格の高騰により、アルミ缶や銅線などの廃棄金属が市指定業者以外によって無許可で回収・転売され、市の財政に影響を及ぼしています。特に、アルミ缶や鉄くずが不正に収集されることで、本来市が得るべき年間数百万円の収入が失われている状況です。このため宮古島市は、無許可の金属廃棄物収集と運搬を禁止する条例改正案を市議会に提出しました。新条例では、許可を持たない業者の介入を排除し、市指定の業者が適切に収集と処理を行うことで、市の収入を確保しつつ環境管理を徹底することを目指しています。この背景には、主に中国やインドなどの国々での金属需要急増に伴う国内価格の上昇があり、違法業者が利益を求めて無許可で活動を拡大している問題も指摘されています。条例の施行により、宮古島市では適正な廃棄物管理と不正行為の抑止効果が期待されています。
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