2013年5月24日金曜日

今年もミヒャエル・エンデ「モモ」を学生に。

この時期に毎年、担当する大学生(約150人)にミヒャエル・エンデ著「モモ」を読んでもらい、その読後感をレポートとして提出してもらっている。
小学高学年対象の「岩波少年文庫」からの刊行と聞いて、多くの学生らは?と思うらしい。
~人々の時間を奪い取る時間泥棒・時間貯蓄銀行と、それを止めようとする少女モモ との戦い。
就活中の学生らの読後感は様々だが、、多くはこれから自分に与えられた限りある時間の使い方について改めて考えさせられたという読後感だった。
そこには、今生きる学生の多様な価値観が反映され、とても興味深いレポートが多い。

エンデは時間の使い方、後年ではお金のあり方について言及、「地域貨幣」を提唱している。
今後の授業で少しばかり、海外、国内で運用されている地域貨幣・エコマネーに触れることもあり、その基本的な知識として学生に知っておいて欲しいところもあって。