2013年5月2日木曜日

環境ビジネスの新たな市場を拓くグリーンコンシューマのコアの形成 その2

日本におけるグリーンコンシューマのコア形成は、子どもの環境学習がベースになっている。環境学習にはいろいろな形態が挙げられるが、その多くは自然体験学習で、言ってみれば非日常的な体験学習である。年一回の学校の遠足のようなものだ。ドイツあたりでは、環境学習といえば、日常的な暮らしの中の消費者教育が多く織り込まれているのが特徴だ。日本の環境学習は、自然に触れ、感じて、自然の良さを知ることで、自然と人間との係わるについて識る(気づき)を得る形態だ。
日本では、こういう非日常的な環境学習の多くは、残念ながら日常的な環境学習0消費者教育へと発展しなかった。
しかし時を経て、消費者として環境に配慮した消費行動をとるグリーンコンシューマが都市部を中心に登場してきた。背景には、暮らしの中でごみの分別、リサイクル・リユース、省エネ、太陽光発電、食の安全・安心等への配慮が定着するに伴い、消費行動にも変化が表れてきている。

ここに最近の消費者意識についての調査結果がある。
4月11日、電通が環境問題に対しての消費者意識について調べた結果だ。
現在、関心のある社会問題を複数回答で聞いたところ、「環境問題」が前年比3・5ポイント高い69
・1%で1位。2008年に調査開始以来、6年連続の1位。2位は「自然災害」だった。
環境意識に関する質問では65・5%が「環境問題に配慮することと生活をたのしむことは両立できる」
と回答。前年比3・7ポイント上昇している。09年(55・9%)から5年間で着実な伸びをしめしている。
生活面では「自ら進んで節電や節約に取り組みたい」は全体の88%に達した。「多少価格が高くても今後、利用したい環境配慮型の商品やサービス」では「住宅設備」「家庭用エネルギーシステム」等の住宅関連の伸びが顕著だった。