Sunday, March 9, 2025

廃油の不法投棄-伊勢湾・瀬戸内海・東京湾-2024年10月

廃油の不法投棄-伊勢湾・瀬戸内海・東京湾-2024年10月

伊勢湾、瀬戸内海、東京湾での廃油の不法投棄は、2020年代に入っても依然として深刻な問題です。伊勢湾では年間約2000トン以上の廃油が不法投棄されており、サンゴ礁や貝類、魚類に甚大な被害を及ぼしています。廃油にはベンゼンやトルエン、ポリ塩化ビフェニル(PCB)といった有害物質が含まれ、これらは発がん性があり、海洋生物を通じて人々の健康にも悪影響を及ぼしています。2023年には、東京湾で200件以上の不法投棄が摘発され、最大5000万円の罰金が科されました。大手企業であるENEOSは、廃油回収プロジェクトを展開し、2022年には全国の主要港で年間1万トンの廃油を処理する計画を発表。さらに、シンガポールなどアジア諸国でも同様の技術が導入され、環境対策が進められています。

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