2019年5月27日月曜日

昔と同じ処にあった。


●まだ、どっこい生きていた、お多幸!

「腹減った!」
そうだ、おでんでも食うか!
と、以前しばし通ったおでん屋「お多幸」探した。
移転したか?と思ったら場所移らずに同じ場所にあった…。
「あった、あった。ありました」
以前と同じ場所に「あった!」のだ。
最近、都心の町場の光景はどんどん変わっている。没個性ってやつだ。
何処へ行っても同じ光景なのだ。
わたしの住む神楽坂も、メイン通りは見事に没個性の街並みに。
一部大学不動産部?が不動産事業に走っている。
大手資本のテナントビルと入居する店舗も他の場所と変わらない新規性ナシ。
大手資本は家賃吊り上げ、何処も家賃高い。やってられないのだ。
地場の店舗は、客入らないから、自ずと撤収だ。
やっていけるのは同じ資本の中のチェーン店だけだ。
地場の店主は、次ぐべき商売よりも大手資本におまかせの「安定家賃収入」
選んでの不動産業へ転身だ。
頭の回転良い二代目は事業継承なんて発想ないみたいだ。

しかしこの「お多幸」は同じ場所で、新装したとはいえ雰囲気は昔のまま。
ただ、異国・日本のガイドブック片手に軽いノリの外人観光客が増殖中だ。
食ったおでんは昔ながらの伝統の味だった。
しょう油味が濃い関東炊きってやつだ。
減塩なんて面倒くさい無粋なこというやつが行かぬ味だ。「そんなやつらは
来なくて結構…」と言う営業方針もいいね。
要は、商売上手の経営者の考え方ひとつなのか、と。

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