2019年4月14日日曜日

エコマテリアル 非木材紙 ②1999.08.15

ケナフはアフリカ原産のため収穫時期が夏場に限られ、 対応するパルプ製造設備も少ないことから、原科の安定調達やコストの面で難があり、これまで国内ではスポット的な生産がほとんどだったが、日本製紙では木材バルプにケナフバルブを均一に混入することで髙品質の抄紙を製造する技術を確立。木材バルプとの混合でコスト低減が図れることから、 98年10月から国内製紙メーカーとしては初めて商業生産を開始している。北九州市では第三セクターの北九州テクノセンタ一が、市や企業などと共同で、ケナフの栽培技術や利用技術などを総合的に研究し、新たな環境産業の創出を目指す「ケナフ利用技術研究会」を99年5月に立ち上げている。栽培技術、 資源化技術、環境性能調査の3つのワーキンググループを組織し、休耕田や工業用地を利用したケナフ栽培法の研究や環境浄化機能の実験・調査を行う。研究成果は地元の企業・団体に移転し、環境保護や産業育成につなげるという。

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