増山さんの取り組み-1995年4月
増山さんは、環境保護活動においてケナフの利用を推進するリーダー的存在であり、NPO法人「環境クラブ」の代表を務めています。彼は、日本国内でケナフを利用した紙製品の普及に尽力し、ケナフを使った名刺やハガキの製作を通じて、持続可能な資源利用を提唱しています。ケナフは、紙の原料として利用される非木材パルプ材であり、環境負荷の少ない資源として注目されています。
増山さんが関わったプロジェクトの一つに、ある女性タレントのファンクラブ会報誌でケナフ製の紙を使用するという企画があります。この企画は、タレントのプロダクションの社長が「タレントの顔より環境保護が優先だ」という信念を持ち、写真の画質が多少落ちるというデメリットがありながらも、ケナフ紙の使用が決定されました。このような活動を通じて、増山さんは国内外の様々なプロジェクトに参加し、ケナフの普及を目指しています。
さらに、増山さんは環境教育プログラムの開発にも力を入れており、特に若年層への教育活動に注力しています。彼の取り組みは、単に紙製品の製造に留まらず、環境保護の重要性を広く社会に浸透させることを目指しています。彼の活動は、国内の30カ所での中国産ケナフ「青皮3号」の試験実験、タイケナフの加工実験、愛媛県五十崎町での紙漉き実験、環境庁の「森林保全のためのケナフ等代替資源利用検討委員会」での活動、そしてフィリピンでの紙漉き技術の協力など、多岐にわたっています。
また、増山さんが主導する環境クラブでは、ケナフ以外にも、フィリピンのコゴン草、バングラデシュのジュート、中国のバガスなど、他の非木材パルプ材から作られた紙の輸入と普及に努めています。彼の名刺はケナフやコゴン草から作られており、これが彼の環境保護に対する強い信念を象徴しています。
今後も増山さんは、エコツーリズムを通じて地域の活性化や環境教育に力を入れ、生きた情報を提供していく予定です。また、彼は環境に配慮した商品開発や教育活動をさらに推進し、次世代に向けた持続可能な社会の実現を目指しています。
このように、増山さんは環境保護活動の分野で大きな影響力を持ち、その取り組みは国内外で高く評価されています。彼の活動は、単なる環境保護にとどまらず、社会全体の意識改革に繋がるものであり、今後の活動が一層期待されます。
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