Wednesday, August 28, 2024

【人物】3号-吉田彩美(地球の友 日本)-1994年10月

「地球の友 日本」の事務局スタッフ、吉田彩美さんは、環境保護に関する活動を支える重要な役割を担っています。1992年から目黒区中目黒にある事務局で活動を開始し、事務機器や備品などを寄付によって賄い、環境問題に対する取り組みを展開しています。

「地球の友 インターナショナル」は、1969年にアメリカで設立され、現在では世界52カ国にネットワークを持つ国際的な環境保護団体です。この団体は、政策提言型の環境保護グループであり、各国のグループが独立して活動していることが特徴です。「地球の友 日本」は1979年に設立され、1980年代には捕鯨や核問題、熱帯雨林保護、開発援助の改善などに取り組みました。

吉田さんが携わる「地球の友 日本」では、特に日本のODA(政府開発援助)への助言や湿地保護の啓発活動を中心に据えています。1990年には、インドのサルダル・サロパ・ダム建設に対する日本政府の資金援助の中止を実現するなど、具体的な成果を上げています。また、1993年には釧路で開催されたラムサール条約締約国会議において、NGOの存在をアピールしました。

さらに、同団体はエコツアーや日帰りハイキング、チャリティーコンサートなどを通じて、環境保護問題に対する意識を高める活動も行っています。これらのイベントには、環境問題に関心を持つ多くの若者が参加しており、環境保護活動の普及に寄与しています。

また、「地球の友 インターナショナル」は厳しい規約を設けており、環境破壊に関与する企業や団体からの寄付は受け取らないという方針を貫いています。この方針の下、日本の「地球の友」は株式会社ホッタインターナショナルからの寄付を受けており、この企業は「地球にやさしい」時計の売り上げの一部を寄付しています。

吉田さんをはじめとする「地球の友 日本」のスタッフは、今後も日本国内外で環境保護活動を推進し、持続可能な社会の実現を目指して努力を続けていくことでしょう。

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