Thursday, August 29, 2024

9-環境破壊ーまとめ-1995年4月

9-環境破壊ーまとめ-1995年4月

1. FRP廃船の不法投棄問題
FRP(繊維強化プラスチック)製の船舶は、近年小型漁船やレジャーボートで主流となり、廃船の増加が深刻化しています。1994年には不法投棄された船舶の約40%がFRP船であり、環境汚染が問題となっています。FRP廃船の処理技術が進展しているものの、適切な処理が行われないケースが多く、海洋汚染が進行しています。

2. 土壌汚染とバイオレメディエーション
トリクロロエチレンによる土壌汚染は日本国内で深刻化しており、約5000本の井戸が汚染されています。従来の機械的な除去方法は高コストであり、中小企業にとって負担が大きいです。そこで、微生物を利用したバイオレメディエーションが注目されており、低コストで環境浄化が可能とされています。

3. ゴミ処理の課題
日本ではゴミの処理量が増加し、特に産業廃棄物の処理が急務となっています。産業廃棄物の最終処分場の残り容量は僅か1.7年分とされ、処理施設の不足が深刻です。今後、廃棄物の減容化と再利用の推進が不可欠であり、焼却処理施設の需要が増加する見通しです.

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