**国産材の利用拡大-2007年5月**

**国産材の利用拡大-2007年5月**

2007年5月、日本における国産材の利用が大きく進展しました。特に、針葉樹合板の生産量が過去最高を記録しています。背景には、マレーシアやインドネシアでの伐採規制強化により南洋材の供給が減少し、価格が上昇したことが挙げられます。また、円安による輸入材価格の上昇により、国産材の価格競争力が向上しました。国内市場では耐震建築の普及に伴い、厚物合板の需要が増加し、設備投資により生産効率も向上しています。さらに、間伐材の利用技術の進歩が森林整備に寄与し、安定した供給が実現しました。これらの要因が重なり、国産材の活用が大幅に拡大したことが、持続可能な森林資源の利用に向けた重要な一歩となっています。