68-横浜市の産業廃棄物処理不正輸出事件-short-2000年3月-環境破壊

68-横浜市の産業廃棄物処理不正輸出事件-short-2000年3月-環境破壊

1999年、神奈川県横浜市に拠点を置く廃棄物処理業者が、約3,000トンの産業廃棄物をフィリピンのスービック港へ不正に輸出した。この廃棄物にはアスベストや鉛、カドミウムなどの有害物質を含む建設廃材が含まれており、現地で適切に処理されなかったため、環境汚染や健康被害が懸念された。フィリピンと日本政府が協力し、廃棄物は回収され日本で再処理された。事件を契機に、「廃棄物処理法」や「バーゼル条約」に基づく規制強化が進められた。