2024年8月21日水曜日

3号-環境技術まとめ-1994年10月




1. 日本ヘルス工業のコンポスト化事業
日本ヘルス工業は、湖沼での有機性汚泥のコンポスト化事業に着手しました。有機性汚泥を効率的に処理し、コンポスト化するプラントの設計・施工、運転管理までを一貫して行います。今回の事業は、下水処理や畜産業などで発生する廃棄物を対象に、環境負荷を減らしつつ持続可能な資源活用を目指すものです。

2. シマハタ産業の再利用可能な緩衝材
シマハタ産業は、古紙を原料とした再利用可能な緩衝材を開発・販売しました。この製品は、環境に配慮した包装材として販売されており、廃棄物の削減と資源の有効活用に貢献しています。持続可能な社会を目指し、今後も環境負荷の少ない製品の開発に力を注いでいく予定です。

3. ヤマイチシステムプロデュースのリサイクル技術
ヤマイチシステムプロデュースは、混在ごみからアルミ缶とスチール缶を自動的に分別し、製鋼原料などに再生可能なシステムを開発しました。特にスチール缶のリサイクルでは、従来の55%から99.5%の高い歩留まりを実現し、リサイクル効率が大幅に向上しています。

4. コーベックスの溶剤リサイクル技術
コーベックスは、炭化水素系溶剤の洗浄廃液を回収し、再生蒸留するリサイクルシステムを開発しました。このシステムは従来の廃油処理や洗浄剤コストを半分から3分の1に削減することが可能です。この技術は、環境保護に貢献しつつ、コスト削減も実現しています。

5. 米沢郷牧場の有機肥料生産
山形の米沢郷牧場は、生物活性水を用いた家畜の糞尿から良質な有機肥料の増産に成功しました。BMW技術を活用して、持続可能な農業の実現を目指し、今後も技術の向上に努める計画です。


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