Tuesday, December 2, 2025

ガラスは燃えないゴミから循環する断熱材へ 廃ガラスの断熱材転用(1990年代・旭ファイバーグラス)

ガラスは燃えないゴミから循環する断熱材へ 廃ガラスの断熱材転用(1990年代・旭ファイバーグラス)
1990年代の日本では家庭や飲食店事業所から大量のガラス瓶が排出され自治体の廃棄物処理に大きな負担を与えていた。ガラスは焼却できず重量もあるため埋立処分に頼らざるを得ず最終処分場の逼迫が深刻化していた。リターナブル瓶の利用が減りワンウェイ瓶が増加したことで使用済みガラスの量はさらに増え資源化が急務となった。
この状況の中で旭ファイバーグラスが進めたのが廃ガラスを粉砕し不純物を除去した後溶融し繊維状に加工して断熱材へ再生する技術である。再生された断熱材は軽量で施工性が高く燃えにくく劣化しにくい特性を持ち住宅用断熱材として普及した。
廃ガラス利用によって珪砂採掘など天然資源の使用を抑え材料コストを安定させ地域の資源循環モデル形成に寄与した。この取り組みは埋立処分されていたガラスを住宅の省エネ性能を高める建材に再生した象徴的事例であり循環型社会形成の先駆的実践と評価された。

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