Thursday, October 24, 2024

釧路市の土壌改良技術-2000���2月

釧路市の土壌改良技術-2000年2月

北海道釧路市で、丸栄運輸と北海道工業大学が共同開発した土壌改良技術が注目されています。この技術は、木炭製造の副産物である木酢液と、道東地方で大量廃棄されるホタテ貝殻を活用しています。木酢液に含まれる鉄イオンと有機酸がホタテのカルシウムと反応することで、農地のカドミウム汚染を無害化する効果を発揮します。1999年8月から釧路市内の荒廃地で行われた実験では、処理後の土壌で牧草の収量が20%以上向上し、カドミウムの水溶出も確認されませんでした。2000年夏には、この牧草が地元の乳牛に与えられ、乳の品質調査も進行中です。循環型農業の一環として、環境保全と地域経済の両立が期待されるこの技術は、今後さらに広域での商業展開が計画されています。

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