青森県の八甲田山から宮城県と山形県にまたがる蔵王山へ、奥羽山脈に沿って約400キロの森をつなぐ。1996年の記事は、青森営林局がまとめた奥羽山脈縦断自然樹林帯の整備構想を伝えています。点在する保護林を結び、野生生物が移動できる連続した森林を守る計画です。森を1つずつ囲って保護するだけでは、生き物の生息地が分断されます。山並みに沿って樹林帯を保てば、生息地のつながりや森林生態系を広い範囲で維持できます。構想は1995年度にまとめられ、後に国有林の「緑の回廊」という仕組みへ発展しました。東北森林管理局によると、奥羽山脈緑の回廊は2000年度に設定されています。長い年月をかけて森を育て、山から山へ命の行き来を支える試みです。
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