Tuesday, March 4, 2025

都市の循環、甦る汚泥 ― 1990年代の東京における下水汚泥リサイクル - 1998年3月

都市の循環、甦る汚泥 ― 1990年代の東京における下水汚泥リサイクル - 1998年3月

東京都では、下水汚泥のリサイクルが進められており、大田区城南島の「南部スラッジプラント」がその中心的な役割を果たしています。この施設では、下水汚泥を有効活用するためのさまざまな取り組みが行われています。

**メトロレンガの製造**
南部スラッジプラントでは、下水汚泥の焼却灰を原料とした圧縮焼成ブロック「メトロレンガ」の製造が行われています。このレンガは、耐久性が高く、歩道や広場、公園の舗装材として利用されています。年間90万個が生産され、公共事業向けに提供されています。

**セメント原料としての再利用**
1997年4月から、東京都は年間1万トンの汚泥焼却灰をセメント原料として再利用する計画を開始しました。この取り組みにより、企業は無料でセメント原料を入手でき、経済的なメリットも期待されています。

**汚泥の燃料化**
下水汚泥の有機分を活用し、燃料としての利用も進められています。脱水ケーキから水分を除去し、乾燥ケーキを作成することで、低品位の石炭並みの発熱量を持つ燃料が得られます。この燃料は、南部スラッジプラント内の発電に利用されています。

**関連情報**
- 東京都は、昭和40年代後半より下水汚泥の資源化に取り組んでおり、さまざまな調査研究と開発を行ってきました。
- 東京都下水道局の環境報告書では、下水汚泥の資源化の取り組みが紹介されています。
- 東京都下水道サービス株式会社(TGS)の沿革では、1996年に南部スラッジプラントの軽量細粒材化施設の運転管理業務を受託し、1998年に成城駐車場の営業を開始したことが記載されています。

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