東京都郊外の廃タイヤ不法投棄事件-1997年12月
1997年12月、東京都八王子市郊外で約30万本の廃タイヤが不法投棄され、そのうち約3万本が自然発火し大規模火災が発生しました。火災による黒煙には二酸化炭素やダイオキシン類などの有害物質が含まれ、大気汚染と健康被害が懸念されました。投棄は地元業者による不正処理が原因で、行政は約6000万円を投じてタイヤの回収と適正処理を実施しました。一部はリサイクルされ、残りは焼却処理されました。この事件を受けて東京都は廃棄物処理業者への監査を強化し、監視カメラの設置やタイヤリサイクル促進制度を導入しました。事件は廃棄物処理問題の深刻さを再認識させる契機となりました。
No comments:
Post a Comment