幾島産廃不法投棄問題 - 1996年12月

幾島産廃不法投棄問題 - 1996年12月
香川県丸亀市沖合の幾島で、約50万トンの産業廃棄物が不法投棄され、環境リスクが深刻化。廃棄物には建設廃材やプラスチック、廃油、アスベストが含まれ、堆積物は高さ12メートルに達します。住民の要望により、焼却と島外搬出を組み合わせた処理案が採用され、処理期間は10年、総費用は16億円と試算されています。運搬には専用船を使用し、処理後は植林などで環境再生を目指します。高度経済成長期における廃材の急増が背景にあり、国と県の支援体制で問題解決が進められています。