▼「地域循環型社会の実現に向けて」
各地域でさまざまな取り組みが始まった。資源循環利用及び再資源化、自然環境の保全、エネルギー供給など地域単位での対応が基本になりつつある。そのほうが全国的な広域対応よりもはるかに実効性が伴うし、地域特性が活かされるからだ。最近では地域の自然資源を有効に活用し、同時に地域の文化、技術、人材など社会資源の保全と利用に準拠した経済的・社会的自立を目指した「バイオリージョン(Bio-region)」の試みが各地に散見されるようになり、ますます地域志向が強まっている。
▼「地域内での環境への取り組み」
地域内での環境への取り組みが広がるにつれ、地域の資源利用や環境負荷の改善などを始め、さまざまな分野で環境ビジネスを手掛ける地場の企業が増えている。地域対応の環境ビジネスこそ環境面においてもビジネス面においても効率的である。たとえば廃棄物の再資源化。地域の自然資源で生産され消費された廃棄物は地域で回収し再資源化し地域に戻していく地域循環が的確で効率的である。外からの大量生産・消費型の廃棄物は再資源化のための適正処理を施し地域の外へ返していき、地域で再商品化しないのが正解。「拡大製造者責任」の回収・循環の輪にのせることである。
▼「地域循環を支える環境ビジネス」
地域循環を事業として支える環境ビジネスは地域に合った技術やサービスである。地域によって取り組みも違えば、そこに活かされる適正技術も違う。地域ならではの環境ビジネスの創出が各地で起こっている。たとえば生ごみや養豚、鶏ふんなど有機物系や木質系廃棄物の再資源化、ビオトープや多自然河川など自然環境の修復、太陽光・風力など自然エネルギー及び代替エネルギーの開発、省エネルギー対応、屋上緑化や環境共生施設などの建造、環境配慮型商品の開発など多様に広がる。キーワードは地域・分散・クリーンであり、技術的には小規模・ロー テク(等身大)である。
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