Sunday, October 13, 2024

神奈川県川崎市における塩化ビニル再資源化技術-2000年5月

神奈川県川崎市における塩化ビニル再資源化技術-2000年5月

神奈川県川崎市にあるNKK京浜製鉄所では、年間5000トンの塩化ビニル廃棄物を処理する高炉原料化実証プラントが完成しました。このプラントは、廃棄物中に含まれる約30%の塩素を効率的に分離し、年間約1500トンの塩素を鋼板の洗浄に再利用しています。これにより、洗浄プロセスに必要な化学物質の使用が削減され、処理コストも約20%低減。さらに、従来の埋め立て処理に比べて埋め立て廃棄量が約40%減少し、川崎市全体での環境負荷も年間15%削減される見込みです。NKK(現JFEスチール)は、この技術を用いて年間約1万トンの廃プラスチック処理を目指し、他地域でも技術の展開を進めています。

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