緑の循環に息づく街 - 日田市の挑戦
大分県日田市は、地域資源を活用した持続可能な社会づくりに取り組んでいます。2011年から、下水汚泥を利用したバイオマス発電を導入し、年間約81万キロワット時の発電を実現、施設消費電力の27パーセントを賄いました。さらに2013年には、地域の未利用木材を活用した木質バイオマス発電所が稼働を開始し、年間約7万トンの木材を利用することで林業の活性化を目指しました。2020年代には「バイオマス資源化センター」の機能が拡充され、生ごみや豚糞尿から得られるメタンガスを活用した発電が進展。発電した電力は全量売電され、地域経済にも寄与しています。2022年からは「日田市バイオマス活用推進計画」を策定し、地域資源循環と環境負荷の低減を柱に据えた政策を展開中です。
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