Friday, February 28, 2025

徳島県の風力発電プロジェクト - 1998年2月

徳島県の風力発電プロジェクト - 1998年2月

徳島県は、再生可能エネルギーの導入を促進するため、1998年1月から那賀川町、池田町、木沢村の3カ所で風力発電事業の実証実験を開始しました。このプロジェクトは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、風況調査や環境影響評価を行い、2000年度の本格的な事業化を目指しています。発電した電力は四国電力に販売する計画で、地域のエネルギー自給率向上と温室効果ガス削減に寄与することが期待されています。

その後、徳島県では風力発電の導入が進み、2005年には徳島市の大川原高原に「大川原ウインドファーム」が設立されました。この施設には1300kWの風力発電機が15基設置され、総出力19500kWを誇る四国最大級の風力発電所となっています。また、地域特性を生かした先進的な取り組みが評価され、経済産業省とNEDOが選定する「新エネ百選」にも選ばれました。

さらに、1998年には藤崎電機株式会社が産業用太陽光発電(10kW)と風力発電(9kW)の設備を手掛け、四国における産業用太陽光発電設備としては当時最大の出力として注目されました。徳島県では1998年以降、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入が積極的に進められています。

**関連情報**
- **大川原ウインドファーム**(2005年開設): 総出力19500kW、四国最大級の風力発電所
- **NEDO支援の風力発電実証実験**: 1998年開始、2000年度本格事業化予定
- **藤崎電機の再生可能エネルギー設備**: 1998年、産業用太陽光・風力発電導入
- **「新エネ百選」選定**: 経済産業省とNEDOが評価した優れた再生可能エネルギー事例

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